3000円でロケットストーブ
3000円代でロケットストーブを
アウトドアでもない私がロケットストーブに興味を持ったのは職場の同僚からその存在とその楽しさを聞かされたから。何よりもその名称「ロケット―」が私を誘ってきたのだ。材料さえ揃えば半日もかけずに作ることができるという。
冬の作品制作に重宝なお助けアイテムとなるであろう。という事で早速ホームセンターへ。
ペール缶×2(職場の床用ワックスの空き缶) タダ
ステンレス煙突 106㎜径 半直筒 642
エビ曲 864
T曲(フタ付) 1,202
パーライト(土壌改良材)5L 2袋 700
アルミテープ 1本 110
ペール缶は縦に合体させて本体とします。
下部となるペール缶①は、天板にある注ぎ口の部分を切り取っておき、写真のように底の部分にねじ釘で取り付けます。また内部にステンレスの煙突を通すため、横腹部分に煙突筒の直径106mmよりやや大きめの穴を開けます。
上部となるペール缶②は、底にペール缶①と同様の穴を開けます。
ペール缶②を天地逆にして合体させるために、接合部分のどちらかの口に部分を写真のように切り落とします。
ペール缶①に写真のようにエビ曲を横穴のギザギザに挟むようにはめ込み、アルミテープでしっかり固定します。
ペール缶①にステンレス煙突を差し込みます。
ペール缶②を天地逆にして合体。
綺麗に蓋のように重なったでしょ。接合面にはアルミテープを貼ります。
上部の煙突とペール缶との隙間を目張りしてから天地ひっくり返します。
注ぎ口からパーライトを溢れるほど流し込みます。蓋をして天地を戻し、本体を軽く叩くとパーライトが沈んでくるので目張りを取り、煙突の隙間からさらにパーライトを充填しいっぱいになったところで完成。
塗装すると熱で剥がれちゃうかなーと思いましたが、熱くなるのは煙突部分と炎の吹き出し部分くらいでペール缶の本体部分は手を触れても大丈夫なほどです。恐るべしパーライト。
*2年ほど使用した感想
・薪材にもよるでしょうが、火の付き初めは煙が立ち上るので屋内仕様には注意が必要です。
・上部に鉄板、鍋、やかん等を置けば調理も湯沸かしもその威力を十分に発揮しますが、
何も載せていないと熱は横に広がらず天井に向かってしまいます。
・火力はすごいものの薪の消費量も尋常じゃなく、常に薪を焚べていないとすぐに燃え尽き
てしまいます。当然、制作中も作品とストーブを行ったり来たりで集中なんかできません。
・結論。少なくとも私の作ったこのロケットストーブは、数人で取り囲んで調理やお茶を
楽しむには最適な冬のアイテム、でしたとさ。
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