Powers of Ten
階段下のスペースに枯山水空間を作りました。京都の龍安寺の石庭を参考に10個の石の配置やその意味を調べるうちに盆栽や曼荼羅と同様の「小宇宙」の見立てを石庭に感じました。
同時にミッドセンチュリー家具で有名なイームズ夫妻による教育映画『Powers of Ten』(1977年製作)を連想しました。
ここからはウィキからの引用。
Powerは力ではなく「冪乗」という意味で、タイトルは「10の冪(power of ten, 10n)」を複数形にしたものである。冒頭に1平方メートルの視野を設定し、その視野面積の冪指数を増加・減少させたときのものの見え方の変化を描くことを通じて、物質の大きさの比較を一覧的に示す科学映画である。日本国内でも学校教育等で使われた。
展覧会では敢えて壁面に縦に展示し、「枯山水」ではなく『Powers of Ten』のタイトルと共に「小宇宙」感を強調したつもりです。
映画は9分の短い映像なので、興味ある方は最下部のYouTubeリンクからどうぞ。
70cm×140cm ミクストメディア
第40回究展
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